引っ越しを決意した経緯
結婚してから賃貸住まいできましたが、4年目の更新の際にまさかの賃上げ宣言された我が家。更新料も2万ほどと思っていたところ8万!?それも小さい子がいるのに、エレベーター無しの3階で限界を感じていました。
他にも保育園入れない問題、異動によって職場が遠くなった問題など、現在の土地での悩みもあったので意を決して引っ越しすることにしました。
難航する賃貸探し
最近では保育料が1人目から無料の自治体があります。これはいい!と土地勘のない地域で賃貸探しを開始。 駅から徒歩圏内で2LDK以上を条件に内見をするも4年前より全体的に賃貸が上がっているのか中々条件に合う物件がありません。
とりあえず条件に近い物件を夫と0才、2才の子を連れて内見することにしました。(夏だったので本当に大変でした)
実際3軒ほど内見しましたが、住んでいたマンションと近い賃料で探すと、狭くなり、古くなり、周辺環境も良くなることはなし。引っ越しをあきらめかけました。
そして見つけた!盲点だったUR賃貸
はじめに内見をした地域ではあまり周辺環境に魅力を感じなかったので、他の市で子育て支援の充実している自治体を探し、少しは馴染みのある土地で物件探しを再開。
不動産屋でいくつか物件を紹介してもらうも、家賃や初期費用の高さなど中々乗り気になるものがありませんでしたが、最後にURの物件を紹介してもらいました。
それがなんと予算、広さ、エレベーターの有無等全て希望条件内。ここなら!と早速内見することに。
UR賃貸を内見して感じたこと
外観・共有部の様子
URと聞いて古い団地を想像していましたがそれを感じさせない新しい風貌でした。
それもそのはず、建築年は2000年以降で、想像していた団地よりはるかに築浅の物件だったのです。
敷地内の植栽は管理が行き届いており、ゴミが落ちている様子もなく、明らかにこまめな管理がされている様子でした。
エレベーターも綺麗で広く、動きも想像よりスピーディー(よくある雑居ビルの遅いエレベーターを想像していました)
廊下も広く、ベビーカーや車いすでも問題なくすれ違うことができそうです。
こんな団地があるのか!と衝撃でした。
室内の様子
内装は至って普通です。多少の古さは感じましたが玄関や廊下も広め。収納は可もなく不可もなく。その他標準の設備はすべてそろっていました。
キッチンは広く吊戸棚収納もあり収納力抜群。ガスコンロも新しく綺麗でした。
そして、バルコニーが広く、南向きなので明るい!
団地特有の2DKや3DKのように、DK(ダイニングキッチン)の横に和室の部屋が連なっていて、ふすまで区切られていたので、ふすまをとりはらえば広く使えると感じました。
総合的に納得のいく物件でしたのでその日のうちに契約することにしました。
嬉しい誤算。URの割引制度
URといえば、礼金・仲介手数料・更新料ナシ。
そして、なんと嬉しいことに近居割・子育て割などといった割引制度があり、最大家賃が20%引になるというのです。(※物件による&収入条件あり)
私が育休中というのもあり収入が0なので夫の収入次第で20%の割引が適用されることになりました。
割引前の家賃で想定していたので嬉しい誤算でした。
悲しい誤算。敷金家賃の2ヶ月分、家賃、エアコン代と引っ越し費用
礼金や仲介手数料のないURでも、家賃2ヶ月分の敷金は必要です。退去時までに綺麗に問題なく使っていればその金額は全て返ってくるのですが、一時的にはまとまった出費です。直近の家賃も一緒に現金で支払います。
他にもエアコンは必要なので、前回エアコンありの物件に住んでいた分今回購入する必要がありました。
もちろん引っ越し代もかかります。
礼金や仲介手数料がなくても引っ越しは出費が嵩みますね。一瞬引っ越しを後悔しそうになるほど大きな出費でした。
UR賃貸に住んでで良かったこと
更新料を気にせず長く住める
一般の賃貸ですと、数年ごとに更新料が発生することが多いかと思います。ですが、UR賃貸は更新料は発生しないため、更新を気にすることなく住み続けたり引っ越しをしたりすることができます。
公園が近くにある
引っ越した団地は公園がいくつか設置されており、小さい子どもを気軽に外へ遊びに連れて行くことができ、とても助かります。公園に行く道中で車道の横を通らなくて良いのも気疲れせずありがたいです。特に砂場もあれば色々な遊びが生まれるので飽きずに遊べる所が良いです。
自然が身近にある
団地によるかと思いますが、新しめのUR団地には敷地内には多種多様の植栽があり常に四季を感じられます。子育てにおいても、風のそよぎや葉色の移り変わり、小鳥や虫の鳴き声など、子どもが自然を感じる経験を日常生活に取り入れられることがありがたい点です。
駅から徒歩圏内にある物件もある
団地といえば郊外の駅から離れたところにあり、駅までの交通手段はバスを使うといったようなイメージがありました。ですが意外と駅まで徒歩圏内の物件もあります。我が家がまさにそうで駅近!というほどてはないですが、歩きでも十分駅を利用できる距離です。
リフォーム済の部屋もあって時代に沿っている
団地は昔ながらのDK(ダイニングキッチン)と部屋がいくつかといった間取りが多いように見受けられますが、リフォーム済住戸もあります。LDKとして1つ広い部屋をつくり、従来の壁付キッチンではなく対面型キッチンに変更されるなど現代に沿った間取りになっているものもあります。
小児科や保育園、買い物できる所などが近く便利
これは、団地の立地によりますが現在住んでいるUR賃貸周辺には小児科や保育園、ドラッグストア、コンビニなど普段の生活で近くにあれば助かる施設が一通りあります。引っ越し前までは車なしでは考えられなかったですが現在では徒歩だけでも快適に生活できそうです。(といいつつも車は何かと便利なので沢山使ってます)
駅から離れて少し不便そうなイメージが強かったのでこの便利さは盲点でした。
UR賃貸に住んで気になったこと
家賃はその土地の相場とあまり変わらない
URといえばUR都市機構という国土交通省所管の独立行政法人です。国から独立して経営はされていますが国から補助金をもらって運営される公共的な面もあるので、一見家賃も低いと考えられそうなものです。ですが、実際の正規家賃は意外と周りの相場と変わりないように感じました。
その分、先述の通り色々な割引制度があるので、ある程度の収入がある子育て世帯など割引条件に当てはまる世帯にはお得感がありそうです。
DK隣の部屋をリビングにする場合、仕切りが邪魔
ダイニングキッチンの隣の和室をリビングとして利用する場合、ふすまの仕切りをとって広く使えるのですが、そのとりはらったふすまをどこに収納しておくか。中々悩ましい問題です。
来客用駐車場がない
来客駐車場が無いため、来客の際は近くのコインパーキングなどを利用しなければならないのが少し面倒です。
毎年世帯収入を確認できる書類等を提出する必要がある
割引制度を利用する場合、毎年、前年度の収入がわかる書類等を提出する必要があります。それでも、年に1回だけの手間で家賃を割引してもらえるのであれば喜んで提出します♪
結論:子育て環境Good! 周辺が便利であればあるほど満足度高い。更に割引がきく子育て世帯はお得感満載。
家賃が高くて住むところに困っている子育て世帯の皆様。ぜひ引っ越したい地域にUR賃貸がないかお探しください✨ 築浅のURは人気で中々空きがでないとは思いますが一度調べてみる価値アリだと思います。赤ちゃんや小さい子を育てている世帯の方には断然エレベーターありがおすすめです。

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